「はぁー…お前は俺を誘ってんのかよ。」
「…バカ」
「ピンクと白のストライプ!よし、記憶した。あ…いっそ俺にくれない?」
びしょびしょのブラウスのボタンを一個ずつ外してブラウスを脱がせられるとなんで持っていたのはよく分からないジャージを着せられた。
「……なんで…」
「…えっ?なんでって何が?」
優しく微笑む勇にきゅんと胸が鳴った。
なんか、異様に優しい。
「なんで此処にいるってわかったの?それにこれ…」
次々に溢れる涙を勇は一つずつ手で拭いながら
「だってお前屋上好きじゃん。ただそれだけ。あ、ジャージは勘ってやつ?男の勘も案外当たんだな??」
笑ってそう言った。


