蒼太はハンドルを握ったままあたしに一言も話してくれない ねぇ…あたしは聞きたいこと一杯あるの… 蒼太… アパートにつくとやっぱり引っ張られるように部屋に入った 「あの…そうっ」 ドアが閉まるなり後ろから抱きしめられた 「花梨……花梨…」 さっきまでの恐怖が嘘のように溶け出した 蒼太の体温が、あたしの名前を呼ぶ声が あたしを溶かした