玄関を閉めてなんとなく詰まれたダンボールを見た
あたしは透視が出来る訳じゃないけど、中身は多分…あたしの服だと思う…
あの夫婦め…
あたしはダンボールを開けることなく寝室に戻った
ベッドにはさっきと変わらない体制の蒼太
あたしはまた蒼太の腕に収まるように潜り込む
「宅配?」
「うん」
「…なんだった」
「後で見るよ、まだ寝よ?」
部屋の時計を見ると10時を過ぎていたけど、蒼太の目はまだトロンとしているし、眠そうだし
「うん…」
ゆっくりと閉じられた瞼
あたしは蒼太の瞼にキスをした
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…