ピンポーン…


 「宅配便でーす」


ピンポーン…


 「時任さーん?」


うるさいなぁ~
あたしはゆるんでいる蒼太の腕から抜けると玄関に向かった

あっ…でもうちじゃないからまずいのかな?


ピンポーン…

 「すいませーん」


あぁ…うるさいよ…蒼太起きちゃうよ…

 「はい」

 「あっお荷物届いてますよ?えっと3箱ほど、こちらにサインしていただけます?」

 「はぁ…」


3箱?
何?通販で大量買いでもしたの?

なんて思いながら伝票の差出人…が

 『倉木』


って…パパの字だよ…おまけに衣料品って


まさか

まさか…


 「ありがとうございました~」