また、「あの曲」が聞こえてくる・・・
私を夜の闇へと誘い込む「あの曲」が。

懺悔かもしれない。
遣り直しなさいと告げる。

ごめんなさい・・・・


私に詩を書かせる。
罪人への詩を。



感覚がおかしくなって
宙に浮いているのか、
沈んでいっているのか分からなくなる。


もしかしたら、
ここが『光』ではなく、
『闇』なのかもしれない。




しかし、
最早私には関係のないこと。

もう言葉は届かない。

そこへ置いてきてしまったから。
心を。



きっともうすぐ
戻ることも、止まることも、
まして進むことも出来ないと悟る。


そうしたら消えてしまえばいい。

そう、そのまま全てを任せればいい。





そして、「その曲」は
私を引き込み、私となる。





・・・・・『V』