湿った空気が流れる
雨上がりの午後。

公園を吹きぬけた風が
頬を伝って髪を揺らす。

寂しげな雲が天を覆う。

悲しげな木々が
音を立てて泣き喚く

点々と点き始めた街の灯りに
更なる闇が迫る。


そう、『夜』という名の漆黒の闇・・・



その闇に、
世界中の全ては
呑み込まれてしまうのだろうか・・・