琥珀色の黄昏時。
冷えきった溜息を漏らす。


僕たちは
1つ見つけて、
1つ失くしていく日々を送っている。

なんて皮肉なのだろうか・・・



僕から零れ落ちた記憶は
2度と僕へは戻らない。
戻れない。


全ての記憶を失くしてしまわぬように
小さな1つでも
繋ぎ止めておかなければならない。




その為に毎日を過ごしてるんだ。
生きてるんだ。




気を抜けば、
一瞬にして終わってしまう。

なんて、皮肉なのだろうか・・・