白のアリア

ドアから3人の人が入ってきた。




2人はさっきの白い人。




そしてもう1人は…




「へえーっっ!
これが、あの夢片鱗?」




…子供?



ブロンドの髪は毛先に行くほど
さらさらとつややかだ。



黒いコートのような服を着ている。



そのあどけない表情から
一見したら女の子にも見えそうな感じだ。



男の子はにこにこしながら
檻に近づいて私の顔を見つめる。




「…?」



なんなの…?





「ちぃ。


あんまりはしゃぐとまた倒れるよ?」




「いいじゃんっ、紫花【シラハ】!


こんなに近くにいるんだよーっ?
ぼく夢片鱗に会ってみたかったんだもん!」




後ろから出てきた男の子は
微笑を浮かべつつちぃと呼ばれた男の子を見ている。




薄紫色の髪に透き通るような白い肌。



こちらもさっきの男の子と同じように
黒いコートを羽織っている。





「わかったよ。
ちぃがそこまで言うなら。


でもとりあえず自己紹介をしよ?
彼女も困っているようだし」