白のアリア

唯が彼等の手に落ちると同時に
いっせいに姿は消えた。




3人は悔しそうにその場に
崩れ落ちる。





「…ソルジエ、大丈夫か」




ぐったりとしていたがソルジエも
体を起こした。




「…ああ」




「…っ…!
ユイちゃんっ…!!!」



フィーネが泣き崩れる。




その様子にシルはチッと舌打ちをする。





「…どうして、止めなかったんだよ」




「…止めたくても、止められなかっただろ!」




レインがひときわ強い声で、
ベッドに拳を叩きつける。



「…おまえだけじゃない。悔しいのは…


俺たちだって一緒だ…」



やっと会えたのに。




長い長い年月を経て、やっと。




本当に守りたい存在。




…なのに、またふりだしに戻る。





「…ユイ……」



愛しそうにその名をつぶやき、
レインはベッドから出た。



「…行くぞ」



「…どこ行くの?」



フィーネが不安そうに聞くと
レインは強く冷えた表情で、




「…親父のところだ」