白のアリア

ガララ!!!!!





ドアが一気に開いて
そこから真っ白なローブを羽織った
顔の見えない人たちが入ってくる。




フードを被っているため全員の顔は
わからない。




「…『白き厄災者』…。


なぜおまえらがこんなところに…」




レインがぎりっと歯をかみ締めた。




彼等はレインの言葉には反応を見せず
私をじっと見ている。



…な、なに…?




「……逃げろ」



「え?」



ソルジエの言葉とともに、
3人がいっせいに動き出す。



ソルジエは狼になって向かっていくが、
何かかけられたかと思うと
びくっと震えて、そこに気絶する。




「ソルジエ!!!」




「行くな、ユイ!!
奴等の狙いは、おまえだ!」




…だけどっ…!



ソルジエが…!!!




【…来イ、色羽ノ形見】



「…行けば、みんなを助けてくれるんだね?」



答えはしなかったが、たぶんそうだ。



私はそろそろと、足を近づける。



「ユイ!!!」



「ダメよ、行っちゃ!!!」




…わかってる。



私が行っても、意味のないこと。



でも。



みんなが、助かるなら…。




「…ごめん、みんな」



言葉と同時にドアは閉められ、
私の意識は途切れた。