【罪人よ。





そなたらは大罪を犯した。




その罪その命以つてしても
償いきれるものではない。】











いつか、誰かが言っていた。



『未来の行く末を見守るがいい』。






【永遠の時】の中でその命尽きることなく




世界の成れの果てを見つめながら
永遠を生きよ。




それがそなたらの罰だ。






そして罪人たちは
永遠に終わることのない世界で
ただ世界を見守っていくことになった。





どれだけ戦争を起こそうが、
どれだけ世界が壊れようが。





ただ彼等は見つめているだけだった。




終わることのない……【永遠の時】の内で。







そして彼等はいつか、こう呼ばれるようになった。







【永遠】を生きる、ただ見守るだけの審判者。





『最果ての鴉』………と。