白のアリア

「…ねぇ、ソルジエも
フィーネちゃんと同じように
動物になれるの?」




どういう原理で…とかは
よくわからないけど。




そういう特別な人もいるんだって、
この世界に来てから納得できるように
なってきた。




「…アイツとは、少し違う。

…だが、人以外の姿を取れるというのは
本当だ」



「ソルジエっていくつ?」




「…知らん。


自分の年齢になど興味はない」




「じゃぁさっ、好きなものとかは?」




「…別に無い」



「嫌いなものは?」




「………」



そこまで聞くと、さすがに
嫌な顔をされる。



もともと無表情だったけど
ソルジエの顔は明らかに不機嫌だった。




「…さっきからなんだ。

多少の質問には答えるつもりだが、
先の2つ、3つは明らかに
おまえの意志ではない質問だろう」




「…いや、ソルジエのこと
もっと知りたいなぁって思って」



友達に、なりたいから。



微笑んでそういったら、
ソルジエは一瞬黙り、私に鋭い視線を投げた。




「…俺にかまうな!早く帰れ!」




ビクッ。



私が反応するとソルジエは
その場を離れるように立ち上がり、
姿を消してしまった。




「…ソルジエ…」