白のアリア


「…本当にいいのか?


フィラは守る術は知ってるが
攻撃する術は持ってない。


もしかしたら隙を突かれて……」




と言いかけたときだ。




ヒュウッ。




突然大きな深緑色をした狼が、
私の前に立ちふさがった。



「大丈夫そうですわ、お2方。
安心して、行ってらっしゃいな」



え?なにが?



きょとんとする私を無視して
2人は安心したように息をついて
狼を見た。



「…頼んだぞ」



そういって、私を見て2人は消えた。