「ん・・・?」



うっすらと目を開ければ
そこには天蓋つきの窓。




真っ白な部屋に、
真っ白なベッド。



・・ベッド!?!?



ガバッ。




開いた窓から聞こえるのは
鳥の歌声。



やさしい日差しが部屋を照らし
紫と白色の花が
小さく風に揺れていた。





「・・どこ、ここ・・」



あれ、私お堂にいたよね!?



外にいたはずなんだけど・・




「おっ、目が覚めたか」



へ?



声のするほうに顔を向ければ
そこには・・・




び、美男子ッッッ・・・!!




その言葉は今使うのだろうと
言われるほどきれいで・・・
っていうかカッコいい人だった。



水色のさらさらとした髪に
背が高くすらりとした体型。



瞳の色は鈍く光る銀色の瞳。




・・うわぁーっ・・!



誰だ、この人!!



っていうか、超きれー・・・。