白のアリア

そのときだ。




ドガーン!!!!




何かを砕くような大きな音が
したかと思うと



そこから黒い影が生まれだす。



「チッ、きたな…!」




そういって2人は武器を取り出して
私とフィラさんを守るようにたつ。




「で、でもどうして…!
フィラさんの結界なら、
入れないはずじゃ…!!」



「…ええ、そのとおりです。
でもあれはたぶん…」



フィラさんは怪しげに目を細めると
2人の動きを止めた。



「…待ってください。
これは、クロノアではありません」



「…どういうことだ?」




「…どうみたって…」



すると黒い影は私の前にスッと降り立った。





「わ…!」




「ユイ!」



「大丈夫です!
その影は唯様に危害を加えません!」



2人を制止するような大きな声。



フィラさんは、じっと影を見ていた。