白のアリア

「フィラさん!」




フィラさんはどうやら気絶しているようで。




シルはふーとため息をつきながら
寝かせた。




「あ、あれ?
さっきの男の人は?」



「それ」



「…何言ってんの、フィラさんは女の人でしょ」



そういうと2人ははぁっと
ため息を吐き出す。




「…こいつが変態の理由、これなんだよ」



「…?」



きょとんとしているとレインが
説明しだす。



「…つまり、こいつは男でもあり
女でもあるの。

両性具有ってやつなんだ」




「…え、ええええ!?!?


…で、でもどうして…!」




「さーな。

『月の夢巫女』ってのは昔から
妙な血とか家系でつながってたから
伝承も多く伝えられててさ。


その妙な血ってのは
継承者にそれぞれ特別な特性をもたらす」



…。



「…フィラさんは、それが
両性具有だった…?」