白のアリア

「前におまえに、この世界に伝わる
神話の話をしただろう」



レインが私の目を見ていった。




「あ、うん。
色羽の夢鳥が助けてくれたって…」




「その神話に出てくる
色を求めた神様ってのが、
その色無だといわれてる」




「え!」




それって……
神話が本当になってるって
ことじゃ……




「とは言ったものの実際現段階では
色無はおそらく何の影響力も持っていない。

あるのはあいつが従える影たち」




「…でも、どうしてそれが
私を襲うことにつながるの?」



私を襲ったからって、
何が出るというわけじゃない。




色がほしいのなら、他の方法があるだろうに。



わざわざ大事な手下を使ってまで
することなんだろうか。




それを言うと、レインは
片目をつぶって人差し指を立てた。




「いいか。
色無は『色』を欲している。

けどすぐには手に入れられない。なぜだ?」





「え…っと…。

色羽の夢鳥のせいで、力がなくなった、から?」