白のアリア

「え、えっと。
大丈夫?2人とも」





「…あー。
こりゃしばらくは立ち直れねぇな」






「…大丈夫なわけあるかッ、クソ!!」




ぼろぼろになった2人を見ながら
私は苦く笑う。





「気にせずとも良いのですよ、唯様。

まだ病み上がりの唯様を危険に
さらした罰です」



ただ1人、フィラさんだけは
上機嫌にはしをすすめていた。





そして私のほうを見て
にっこり笑う。




「食事も何か積もる話でもなければ
楽しくありませんわ。


唯様、何か私に聞いておきたいことは
ありますでしょうか?」





「…あ、はい。えと…」




何から聞けばいいんだろう。



たくさんありすぎて、
迷っちゃうな…。




悩んでいるとレインが助け舟を出してくれた。




「まず、さっきの化け物のことから」




「化け物…というのは、
影【クロノア】のことでしょうか」




「影…?」




「ええ。別名=黒き者。


色無(シキム)の配下における、
全ての形を総称したもののことですわ」




「…色無…」



そういえば、リゴラさんが前に
そんな言葉をつぶやいてたような……