白のアリア

するとお堂の奥に何か
光るものが見えた。




「・・鏡?」


手で持てるくらいのその小さな鏡から
大きく光が漏れている。




そして、音もそこから聞こえていた。



「・・・りし・・えよ・・」






「え?なに?」




人の声?



お堂の中に入って
鏡を手に取り、耳を近づけた。






『白き世界を彩るは




夢も希もないハートレス




黒き世界を彩るは




色を操る孤高の姫なり




彩りし者よ




全てを朱に染めるとき



最後の審判は下される・・・』