白のアリア

『その世界に帰るために
おまえがやるべきことを、
俺が教えてやろうと思ってな』






「…そんなこと、あなたに
指図される覚えはないよ」




私の強い声に男の人は動じもせずに笑った。





『虹満夜【ニジミヤ】』




…?なに・・・?





『闇夜には常に虹ができ
その虹と虹の狭間にある世界…。


それがこの世界の真名だ』




「…それが、どうかしたの?」





『その虹満夜を救うといわれる
色羽の夢鳥の名残り……


【夢片鱗】』





ドキッ。





『それで、さっきの取引の話に戻る。


おまえが本当の意味で
夢片鱗になれた時……



その力を使って【天使】を助けるか、


俺とともに虹満夜を救うため、
【悪魔】となるか」





…天使…悪魔…?




何のこと…?