白のアリア

着替えてご飯を済ませると
もう城の入口に3人はいた。





「あ、ユイちゃんっ!」



フィーネちゃんは走ってきて
抱きついてきた。





「こら、フィオ!
だからむやみに抱きつくな!」




「いーじゃん、レイちゃんのケチ!

ね、これからフィラに会いに行くんだよね」




「ああ。
一応夢片鱗の話はしておかないと」




ユイだってまだ理解しきれてない
部分があるしな。




そう言って私を見た。





「…フィラって、どんな人なの?」





その言葉に3人はうーん、と悩んだ。





「…一言で言うなら、変人、かな?」




変人…?




「でもすっごく可愛いし優しいから
その変わった部分を除けば
完璧なんだろうけどー…」




会えばすぐわかるよ、



そう言ってフィーネちゃんは
私の背中を押した。





「え?フィーネちゃんは?」




「ごめんね!
あたしはちょっと用事あって
行けないんだ。


大丈夫、2人がいればよっぽど」




よっぽど?



どういう意味だろう。




不思議に思ったけど
2人が歩きだしてしまったので
私も付いていく。





「…気をつけてね、ユイちゃん」