時を知らずして生まれた鳥よ。





その『夢』を唄うとき







その白き羽は




もがれ、



焼かれ、




砕かれるだろう。






その『時』を唄うとき






その清らかな歌声は





音を無くし




奪い去られ




やがて塵となるだろう。







翼をもがれた鳥よ。






最期に唄うは






はたしてどちらの運命か…………