白のアリア

「……おまえがいると、
いろいろと面倒なことが起きるからな。


陛下は、そう思わないかもしれないが」





陛下…ブラン王…。




じゃあ…。




「…レインさんも、
シルと同じことを…?」




それを言うと、シルは黙った。



複雑そうに顔をゆがめて




「…あいつは…」




「やー、遅れて悪かったな!」




阻むように間に割り込む影。




「れ、レインさん!」



「さんはいいよ、さんは。


やっぱおっさんとの会話ってのは
疲れるな。

話を理解してもらうのに時間がかかる」




いきなり割り込まれてしまったので
なんだか微妙な空気になる。




それも、レインさんのことで。




「ん?どうした?」



「あ、い、いえ。

なんでもないですよ」




それを言うとシルはばつが悪そうに
立ち上がりどこへともなく
行ってしまった。




「なんだぁ、あいつ?」




…シル…。




「…あの、レインさん」



「?ん?」




「…夢片鱗、って、なんですか?」