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愛してるわ、ロア。
だから、信じていてね?
私が、あなたを思っていること・・・
そうしてくれたらきっと私、もう一度あなたに逢いに来るから。
きっと、きっとよ・・・
ロア・・・・
懐かしい記憶。
もう1000年も前のことなのに、つい昨日のことのように鮮明に覚えている。
つかめるはずもない空に手を差し伸べ、そっと握る。
届かない空を、ソルジエは苦しそうに見つめた。
「・・・シェラ・・・」
忘れられるわけが、ない。
おまえの姿を、温もりを、今でも覚えている。
あの日のことを、夢にさえ見るのに。
・・なのに出会ったおまえは、記憶を無くしていた。
「・・・」
別に悲しいわけじゃなかった。
おまえが誓ってくれたこと、
『逢いに来る』というその言葉が、俺に生きる意味を与えたんだから。
けれど、だから。
もう二度と「あんなこと」が起きぬようにと、
距離を置いたつもりだったのに。
『・・私、ソルジエのこと知りたいなって思って・・・』
驚いた。
同時に、笑えてしまった。
姿は変わっても、たとえ俺を忘れても、
やっぱりおまえはどこまでも「おまえ」なんだと。


