白のアリア

ババッ!!



「・・・朔陽から離れて」


ドアのそばには、ちぃ。
少しはなれたところに、紫花がいた。



「・・冴・・・」


不安がある彼女を引き寄せ、剣を向けた。


「・・朧を渡す気はない」

「朧?それは朔陽だよ!」



「・・千尋、違うの。
私は・・朧と朔陽の魂が入った、唯という人間なの・・・」



その言葉に一瞬反応してから、ちぃは震えていった。






「・・・違うよ、朔陽は僕を千尋なんて呼んだりしない。


それに、君の言う朧だって、違うんじゃないの?
結果的に彼女は唯なんだから」



まるで言い聞かせるような、その言葉。



後半の攻撃的な言葉が、冴の顔を曇らせる。



「・・俺は彼女が生きているならどんな形でもいい。

たとえそれが、唯という器に生きる魂だとしてもな」




「・・っ」


ギリィッ・・・。



「・・ちぃ」


「・・千尋、私・・・「触るな!!」



バシッ。