白のアリア

・・・そういえばこの男、
どうして私がホムンクルスだってわかったのかしら。


夢占い師だなんていってたけど・・・本当なの?



「・・なにかわかった?」
「うん」



「本当!?じゃあ早く教えてよ!」


急かす彼女に、彼は苦く笑った。



「・・本当は最初から知ってたんだ。

夢の内容も・・・君に、起ころうとしていることも」


「・・え?」



グイッ。


「きゃ!!?」


強い力で腕の中に引き寄せられる。
耳元で彼が、小さく囁いた。



「・・朧・・・・」


ピクン。


「・・やっ、なに・・・!?」


知らない名前なのに、身体が動く・・・!



「・・俺のこと、忘れたのか?
そら、哀しいな」


苦そうに笑うのに、腕の力は弱まらない。



私の身体は、より大きく震える。



「・・まぁもっともおまえは、『俺が創り出したモノ』だから・・・
覚えていなくても仕方ないんだろうけど」




・・何を言ってるの?



「・・俺のこと、本当に忘れたのか?」



「い、いやっ!知らない!」



知らないはずなのに・・・なんでこんなに、身体が震えるの・・・?