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「セイは当時希少とされた色翼お
発動していた子供でした」
「!!」
「…そのときまだ色翼について知られていなかったから、
彼女が夢片鱗だとは、誰も思わなかったのね。
他から隔離され、人間の繁栄を図る裏の組織……
インフィニティに彼等は研究された」
「彼等?」
「…ええ。子供はもう1人いた…。
色翼を発動し、唯一セイと共に生きてきた、
彼女の理解者…『フゥ』」
「…フゥ?」
「互いにとって信じられるものはたったひとつだけだった」
その言葉に、フィーネが反応する。
「…ねえ、ひょっとして唯ちゃんは…」
「…えぇ、そう。
唯は、セイの生まれ変わり…そして、
他に2つの魂を持つ夢片鱗の器…」
「2つ…って、そんなこと可能なのかよ!!?」
「これは色々な運命が、複雑に絡み合って
出来た結果…。
もともとはセイ…朧という1人の人間から生まれたものなの」
「!!」
「…全ての運命は出会うべくして出会うもの。
無駄なことなんてひとつもないわ。
でも、彼女は選ばなければならないでしょう」
「…いったい、なにを…」
…たったひとつの「自分」を…


