白のアリア

「……ってめぇら…!」



「選ぶ猶予などない。
早くゲームを始めてくれ。
おまえたちの絆とやらが崩れていくのをこの目で見たい」



「うるせえ!
俺たちはどっちも死なない!生きてここを出てやる!」



そういってセイに手を差し出す。
まだ痛む肩を少しかばいながら、彼女を見た。



「行こうセイ。俺は大丈夫だ。
早くここを出よう」


「……」



フゥが、いなくなるなんて嫌だ。


でもこのままじゃ、2人とも死んじゃう。



どうしたらいい……?



「セイ?」



「……私は、行かない」



「…は、なにいってるんだよ。
早くしないと、また攻撃されて……」



そう言う間に、セイの体が光に包まれる。


下には、魔法陣が出来ていた。



「!?」
「…もうこれ以上、
フゥが傷つくの、見たくないよ。

だから…終わりにする」



「…終わりってなんだよ!
まだなにも終わってない!

俺たち生きてるじゃんか!!」




「…このままじゃ、2人とも死んじゃうよ。
だから…」


「…っ、いやだ、セイ!やめろーーっっ!!!!」



出て行ってもきっと、しせつの人が待ってる。


私たち2人とも、生かす気すらないのかもしれない。