白のアリア

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「お、見ろセイ!
あの星すごく光ってる!」

「ほんとだ……きれいだね!」


「あぁ、すごいきれいだ」



そういった彼の横顔を、思わず見つめた。



「……ねぇ、フゥ?」
「ん?」


「…昼間、フゥは羽がなければ、って言ってたけどさ、
フゥはしせつがきらいなの?」


それを聞くと彼は固い顔をした。



「……あぁ。
だって、そうだろ?
羽さえなかったらこんなところにいなくたっていいんだから…」



吐き出すような言葉に、
私はそうなんだ、と返事を返す。



「…でも私、羽あってもいいかなって最近思うの」


「なんでだよ!?
セイはあいつらが憎くないのか?」



「……たしかに最初はさびしいとか思ったけど…。
でも、フゥがいてくれるなら、それでもいいかなって」



「!セイ……」



小さいけれど、確かな理由。
それでも私にとっては大切で、
無くしたくないモノ。



「へへ。
羽がなかったらフゥと会えてなかったかもしれないもん。
そう考えると、羽もいいかなぁって思ったの」



「……」



ぎゅっ!!

「わぁ!?フ、フゥ?」


「俺だってセイにあえて嬉しいからなっ!!」


そういって必死に体にしがみついてくる。
彼の体温が、小さく伝わってきた。



「……うん、知ってる」


「…もう逃げたいなんて思わないからさ、せめて…
おまえとだけは一緒にいたい」



「離れたり……しないよね?」


「あたりまえだろ!
俺たちはずーっと一緒だ!」



彼の笑顔を見て自分も微笑んだ。


ずっと一緒だと思ってた。

あの日の約束は、
とてもちいさくて、儚くて。



守れる保障があるかなんて、わからないほどに。



だけどなによりも大切で、
無くしたくない「繋がり」だった。




そして、あの日がやってきた。