白のアリア

ババッ!!



「…こいつから離れろ」


「ソルジエ……」



千尋は小さく舌打ちして、飛びすさった。



「…ガーディアンたら、
いつも唯のこと助けに来るけど?


結局一番苦い思いをしてるのは君たちなんじゃない?


いつもいつも守るだけ守って、
常に運命の糸に絡まった彼女を引き戻す日々……」



「…とくに君は…そうだよね。
糸に巻き込まれた新たな参加者…」



「…なにいってるの…?」



「チッ……」


「まぁなんでもいいけど?」



パチン!



「きゃっ!?」



ちぃの腕の中には唯。


「…!?」



驚くソルジエに見せつけるように唯を抱く。




「じゃあね、ソルジエ…
あぁ、こちらのほうがいいかな?『ロア』……」



「!!」


ソルジエが驚いた顔をして固まる。



そして微笑んだちぃは徐々に姿を消していく。



「…な、なにこれ!!?」

「移動するよ。もう唯は渡さない」



「やっ……!放して……!

ソルジエっ………!!!」



「唯!!!」




彼が狼に姿を変え、走りだした時には、
2人の姿は消えていた。



「……唯」