白のアリア

ビクッ。



震える私を夢妃がそっと抱きしめてくれる。



「……もう、いいっ。

もういいよ、夢妃っ……!!!」



もう、わかったからっ…。




これ以上、聞きたくないよ……。



私の思いを受け取ったのか、
夢妃は何も言わないでただ抱きしめていた。




「……おまえがそうなるってことは
あの夢も見たんだな?」



ふるふる震えながらうなずく私に




「……辛かったろ。よく頑張った。

…安心しろ。もうあの時じゃない」




「…うっ……うぁああああああ…!!!」




決して、大声じゃない。



だけど声を上げて泣く私を
ただ彼はそっと抱きしめてくれた。




「……唯」



「…えっ…えっ…。うぅっ……!!!」




泣きつかれて薄れる意識の中、思う。



……神様、神様……。




私はいったい誰なんですか?




…本当に、ここに戻ってきて良かったんでしょうか。




……わからないんです。