白のアリア

「おまえが来るとは珍しい。

明日は嵐でも来るのかな?」




「お言葉ですが、父上。

私はこの城を嫌っているとは
一言も言っておりませんよ?」



付け加えると、明日は快晴です。




そう言って胸に手を当て一礼する。



シルも片膝をついたまま一礼し、
わきへと下がっていく。




「して、その少女は?」




ギクッ。



指をさされ思わずドキリとした。




「昨日お話した者でございます。

おそらく・・・兄上ぇぇーっ!!」


ドォン!!




レインさんが体を支え切れなくなり
後ろへ倒れこむ。




つられて、私も倒れてしまった。




「きゃぁ!?」




ドーン・・・





「いったた・・・」



「ユイ!大丈夫か?

ったくー・・・。


こら、レオ!
むやみに抱きつくなって言っただろ!」




レオ?



不思議そうに目をしばたたかせると
レインさんの上には小さな男の子。