白のアリア

目の前にそびえるのは
浮いているようにも見えるその建物。



白と銀、黒だけで色分けされた
その城は、シ〇デレラ城でも想像できそう。



・・というか、それよりでかいかも。




絵本でしか見たことなかったはずの
お城というものを、
今この目で目にして私はただただ
固まるばかり。




・・ここ、が。



王宮・・・。



「ブランフォース城だ。

歓迎する、ユイ」




レインさんにそう言われ
私も足を踏み入れる。




先を歩くレインさんは
なぜかみんなに頭を下げられていて。




シルもなぜかレインさんより
うしろを歩いていた。



・・・?なんでだろ。




そういえばさっき、
リゴラさん、ヴィンフォートのガキって
言ってたよね・・・。




どうして、レインじゃなくて、
ヴィンフォート・・・




ガチャ。




ボヤボヤ考えているうちに、
レインさんが大きな扉を開き
中へとはいって行った。