白のアリア

「帝空国には鳥人族っつー、
長年俺らと一緒に生きてきた
種族がいるんだ。


限りなく鳥に近い人間、ってとこだな」



「そうなんですか」




リゴラさん、とってもいい人そうだった。




また、今度じっくり話をしたいな・・。




あ、そうだ。




「シル、私のこと名前で呼んでくれたね。

ありがとう」



へへっ、と笑えばシルが顔を背けてしまう。




「・・せっかく人がお礼言ってるのに」



「気にすんなよ。
あいつなりのてれ隠しってやつだ。


今頃顔は真っ赤っかだぜ」



レインさんがおもしろそうに笑った。




「うっるせぇよ、この女たらし!
さっさと城行くぞ!」




シルは顔を真っ赤にして、
私たちに怒鳴った。




・・素直じゃないだけで、
本当はいい奴なのかもしれないな。




私はぼんやりと、そんなことを思った。