白のアリア

「…まさか…」



唯……!!!




「ふふ。心配しないで。
あたし礼儀ってものはわきまえてるから」



すると、少女の体が揺らいで。


ブゥン……!!!



少し背の高くなった切れ長の目の
青年に変わった。




「…ミーモット!待て!
唯をどうする気だ!」




「心配しなくても
仲間としてきっちり引き入れさせて頂くぜ?


まぁもちろん、おまえらの望むような
夢片鱗ではないだろーけどな」



にやっとそう笑った。




「……チッ…」




「おまえがこんなところに捕まってると
知れたら、あの子はどう思うだろうな?」





「…やめろ!」



あいつをこれ以上、
この世界に染めてはいけない……!





「おまえがどう思おうが
世界は進行を始めちまったよ。



【破滅】に行くのか【平和】に向かうのか……。


せいぜいそこから眺めとけ」




ギィ……!バタン!!!




強く、戸が閉められて。




「……チッ…。


唯……!」




ジャラッと鎖が音を立てた。