白のアリア

震えている私の肩を、そっと叩く誰かの手。



「…レイン…?」



「行って来い。
俺たちなら大丈夫だ。


おまえのために頑張ってるっていうんなら
いくら鴉でも助けてやらなきゃいけないだろ?」



他の2人も、うなずいていた。



「…うん…」



私は振り向いてスピカを見た。



『行くのか』



「…うん。でもスピカが行ってほしくないって
いうなら、行かない」



その言葉にスピカは首を振った。



『……おまえが決めたことなら
止めはしない。

少しの間離れはするが…。
なんということはない』



「…スピカ…」



そして楽しそうに。



『おまえが戻ってくるまでの間、
あの男の面倒も見ておいてやろう』



ソルジエ……。



「…うん、ありがとうスピカ」





「お話はつきましたか」



「…はい」



星さんはやんわりと微笑んだ。



「…そうですか。では、参りましょう」



星さんの手を静かにとって、
私は光の中へ歩き出した。