白のアリア

「なぜおまえたちがそこまでする?


どちらかの運命に味方するのは
掟に反しているはずだ」



星さんはまた少し押し黙って




「…味方、というのは少し違います。

けれど夢妃様は…
私たち一族の歴史を塗り替えようと
なさっているのです。


…罰に縛られ続ける私たちを
解放しようとしている。


それがどんな結果を生むのかは
わかりませんが……」



…夢妃…。



思わず、顔がほころぶ。



…やっぱり夢妃は、
悪い人なんかじゃないんだね。



「…ただし夢妃様の力だけでは
成しえることができない。


あなた様の力も必要なのです。


…お願いします、夢片鱗様」




頭を下げていった星さんに
私は少し戸惑ってしまって。




…どっちを選んだらいいの…?



ガーディアンのみんな、フィラさん。
スピカもみんないる。



そのみんなを守りたいと本当に思う。




だけど。





…夢妃も、放っておけない。




どうしたら…。