白のアリア

「何考えてるんだ、唯!!!」



「そうだぞ!だいたい勝負って……」



2人を無視して、話を続ける。



「勝負、とは?」




「……私が勝ったら、
フィーネちゃんを連れていくの、
やめていただけませんか」




「唯!!!」




「…大丈夫」


ちゃんと見てて。



口だけでそう言ってまた向き直る。



妙に強い彼女の雰囲気に何も言えなくなってしまった。




「もし俺が勝ったら?」




「……そのときは、あなたの自由でいいです」



まっすぐ、目を見て。




その姿は、美しかった。





アイビスは少し考えて



「……よかろう。
勝負内容は任せる。

日時は明後日。いいか?」





「……はい」


唯が返事をするとアイビスは不敵に笑って
また去って行った。