有無をも言わせぬ、緊張感。
それが今、この場所に漂っていた。
向かい合うようにして座るシル。
その反対側で座っている、先ほどの男。
アイビスだ。
「……それで?
なぜ急に来たんだ」
冷たい漆黒の瞳は変わらずに、
「聞かずともわかっているだろう。
約束を果たしに来た」
「…約束?」
シルが戸惑い気味に聞けば。
「フィーネか」
答えたのはアイビスではなく、
レインだった。
その表情は複雑で重々しい。
決してアイビスを歓迎しているようには
見えなかった。
…フィーネ…。
アイビスとかかわりがあることは
知っているが……。
「知っているのなら聞くまでもないだろう。
あいつを連れていく。それだけだ」
「…、ちょっと待て!
そんなの一方的すぎるだろ!」
「これはあいつも承知の上でのことだ。
あいつに選択肢などない」
「けど……!!!」
怒鳴りかけたシルをとどめるように
レインが立ちあがった。
「…血の契約には、逆らえない。
そう言いたいのか」
……血の契約だって…!?
それが今、この場所に漂っていた。
向かい合うようにして座るシル。
その反対側で座っている、先ほどの男。
アイビスだ。
「……それで?
なぜ急に来たんだ」
冷たい漆黒の瞳は変わらずに、
「聞かずともわかっているだろう。
約束を果たしに来た」
「…約束?」
シルが戸惑い気味に聞けば。
「フィーネか」
答えたのはアイビスではなく、
レインだった。
その表情は複雑で重々しい。
決してアイビスを歓迎しているようには
見えなかった。
…フィーネ…。
アイビスとかかわりがあることは
知っているが……。
「知っているのなら聞くまでもないだろう。
あいつを連れていく。それだけだ」
「…、ちょっと待て!
そんなの一方的すぎるだろ!」
「これはあいつも承知の上でのことだ。
あいつに選択肢などない」
「けど……!!!」
怒鳴りかけたシルをとどめるように
レインが立ちあがった。
「…血の契約には、逆らえない。
そう言いたいのか」
……血の契約だって…!?


