白のアリア

「アイビスさんって、
シルの知り合いなのかなぁ」



朝食を済ませていたら
レインが教えてくれた。




レインもどうやら話に参加しなければ
ならないようで。




「…どんな人なんだろう」



レインの顔を見た限りでは
あまりいい印象を持たなかった。



苦手なのかな…。




「……唯ちゃんっ……!!!」



ん?



声のするほうを見れば、
泣きそうな顔をしながら走ってくる黒猫。



「フィ、フィーネちゃん!?
どうしたの…?」


腕の中に飛び込んできた彼女は
どうやら震えているらしく、小さく
唯の服をつかんでいた。



「……」



唯は黙って立ち上がりそのまま歩いていった。