白のアリア

「…どんな夢なんだか。


そんな、毎日うなされるくらい」



……シル…。



「…どうせ言わねぇだろうけど」



「…ごめん……」



そして、ポンと私の頭に手を置く。




「…別に、いーんじゃねぇの。

おまえにはおまえの考えがあって
やってんだろ?」



少し照れつつも、私に向けるやさしい表情は
変わらない。



……太陽みたい。



あったかくて、やさしくて。




その顔があまりに優しくて、
思わず私は彼の頬に手を伸ばす。



「……シル……」



「…っ…?唯……?」





「お取り込み中すまないが。

シル、客が来ている」



「………」




「ソルジエ!おはよう!」



彼を見てベッドから身を乗り出して
満面の笑みを浮かべた唯。



せっかくの雰囲気を台無しにされたうえ
自分への対応とは明らかに違うことに
不満げなシル。




「……もう昼だ」


「…え!?…え、えと…」


戸惑う唯に、ほんの一瞬ソルジエは微笑んで。



「…さっさと着替えて、
朝ごはんでも食べて来い」



「うん!」