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暗い場所だった。
闇夜のせいなのかもしれないが
それでも多少は、少し違った暗さが
あるように感じられた。
その暗闇に影を落とす2つの姿。
「行くのか」
とがめるようには聞こえなかった。
まるで、分かっていたとでも言いたげだ。
「…ここにいる理由は、もうない」
「【外】に行ったとしても、
おまえの望む答えは待っていないかもしれんぞ?」
「…俺は、俺の存在理由を見つけるために行く。
これから先も守られながら
生きていくより、そのほうがずっといい」
そうつぶやいた彼の声は、
少しだけつらそうな、寂しそうな感情を
帯びた声だった。
「おまえの存在理由など、あるものか!
…ただ『破壊するだけの兵器』に、
感情が芽生えるとはな!!!
そんなものを求めたところで、
結局おまえは探し続けるだけだ!」
彼をとめているようには聞こえなかった。
むしろ、嘲笑し、無駄だと
あざ笑うかのようだった。
「…………」
少年は男性を強くにらみつけた。
「ほら、その目!
それこそおまえが破壊動物だという証明だろう!?
強い怒り、憎しみを帯びた目!
それこそがおまえの力の原点!!」
高笑いしている男に少年は
変わらない顔をしたまま、
「……誰も傷つけない力だってある。
俺はそれを見つけに行く。
…あんたにも、誰にも見つからないところへ」
男はまた何か言おうとしていたが
少年はそれを聞く前に飛び去った。
闇が灯るそことは対照的に、
夜空の中の星がひとつだけ、光っていた。
暗い場所だった。
闇夜のせいなのかもしれないが
それでも多少は、少し違った暗さが
あるように感じられた。
その暗闇に影を落とす2つの姿。
「行くのか」
とがめるようには聞こえなかった。
まるで、分かっていたとでも言いたげだ。
「…ここにいる理由は、もうない」
「【外】に行ったとしても、
おまえの望む答えは待っていないかもしれんぞ?」
「…俺は、俺の存在理由を見つけるために行く。
これから先も守られながら
生きていくより、そのほうがずっといい」
そうつぶやいた彼の声は、
少しだけつらそうな、寂しそうな感情を
帯びた声だった。
「おまえの存在理由など、あるものか!
…ただ『破壊するだけの兵器』に、
感情が芽生えるとはな!!!
そんなものを求めたところで、
結局おまえは探し続けるだけだ!」
彼をとめているようには聞こえなかった。
むしろ、嘲笑し、無駄だと
あざ笑うかのようだった。
「…………」
少年は男性を強くにらみつけた。
「ほら、その目!
それこそおまえが破壊動物だという証明だろう!?
強い怒り、憎しみを帯びた目!
それこそがおまえの力の原点!!」
高笑いしている男に少年は
変わらない顔をしたまま、
「……誰も傷つけない力だってある。
俺はそれを見つけに行く。
…あんたにも、誰にも見つからないところへ」
男はまた何か言おうとしていたが
少年はそれを聞く前に飛び去った。
闇が灯るそことは対照的に、
夜空の中の星がひとつだけ、光っていた。


