白のアリア

ドガァーン!!




「…離れやがれ、変態」



べりべりっと剥がされて
私はシルの腕の中。



レインはむかっとした顔をして
私をまた腕の中に引き入れる。



「うるせーよ、思春期少年。

ツンデレが女の子軽々しく
抱いちゃダメだろーが」




「ケガ人に言われたくねぇな…。

都合のいい時だけ治るってか?
せこいけがだねぇ」



そうしてしばらく同じやり取りが続いたところで。




「うるさーいっ!!
いいかげんにしなさいっ!

話が進まないでしょうがぁ!!」



「…ごめん、なさい」×2。




「…はぁ」



なんかもう…。


一気にテンション下がっちゃった…。
ドキドキもどっか行っちゃったし…。


そう思いながらレインを見ると。



バチッ。


「ん?どした、唯」



ドキー!!!



「な、なんでもないよっっ」


何、あの笑顔!!
いつもあんなに満面の笑みだったわけ!?



「唯ちゃん、そういえばどうやって戻ってこれたの?」