白のアリア

女の人はいきなり立ち上がると
小さな花のつぼみを取り出した。




「?」



私が不思議そうに見ていると
女の人は一瞬笑ってから
つぼみを包むように手を当てる。



すると、



「わ・・!
花になった…!!」



つぼみがゆっくり開いて、
ピンクの花びらが見えた。




「ど、どうしてこんなこと…?」




「この花の中にある、この珠が大切なの」




そういって花の中心にあった
白い珠を取り出し、私に握らせる。




「これは?」




「あなたがあなたであるための、
大切なものよ。


さぁ、行きましょうか。
あなたの大切な人たちのところへ」




「…はい!!!」