白のアリア

「…だ、だれ!?」





「俺のこと聞いてないか?

てっきり夢のやつが
教えてるかと思った」




夢…?



長い黒髪をみつあみにした
青年は同じ漆黒の瞳で
こちらをまっすぐに見ている。




その風貌や服には、どこか見覚えがあって。




「…夢…って、夢妃?」





「おー、ご名答。


てことは、俺も何者かもわかるな?」




…最果ての、鴉……






「お初にお目にかかる。


俺の名は…うぉと!?」





ザザァ!!




緑色の大きな影が私を守るようにたつ。




「…それ以上近づくな」




「ソルジエ!」




「…やれやれ。
守護者さんもついてきちゃったのか。


っつーか、自己紹介くらい
させろっつーの!!」




「それは無用だ。


城に行ってからじっくり聞いてやる」



爪を構え、言った。