白のアリア

「まぁ、理由や方法は
よくわからないが・・。


意味もなく他世界の人間が
来るとは思えない。


それに、人間を移動させるなんてのは
かなりの力を必要とする」




・・・でも、いったい
何のために・・・。





「夢片鱗(ムヘンリン)」





「…!!!」




・・む、へんりん・・?





きょとんとする私に
シルは真剣な表情になった。




「・・お、おいレイ!
まさか、こいつが・・・」





「・・上の連中はそう思ってるよ。

俺も信じたくはないが、
このタイミングで来たら、
そうとしか・・・」





・・信じる?タイミング?





いったい、なんのこと・・?





動揺する私にレインさんが
やさしく肩に手を置いた。




「そのことを話す前に、
まずこの国のことを知って
もらわなくちゃな。

会ってもらいたいやつもいるし」




そう言って、レインさんは笑った。