白のアリア

ぐるぐるする思考の中
体が強く握られていて
身動きできない上、こっちまで緊張してくる。




……ていうかそろそろ放してほしいな…。





さっきから心臓の音がうるさい。



ひょっとしたらレインにまで聞こえてるかも。




…どうしよう、どうすればいいんだっ?






「ちょっと待ったぁぁぁ、そこのド変態ィィ!!」




バキィィィッッ!!!




骨の折れそうな鈍い音が響き、
私の目の前からレインの姿が消える。




「…ぁ…」




「ユイちゃん、大丈夫!?!?」




入れ替わって今度はフィーネちゃんが
ぎゅうっと抱きついてきた。




「…うん、大丈夫だよ。

ありがと、フィーネちゃん」




「ううんっ…。


ユイちゃんが無事でよかったよ…。


…ていうかちょっと、そこの変態!」