白のアリア

…なんだろう。



このふわふわしたかんじ…




体もぽかぽかしてる…




紫花はにこにこしながら
水を手に持っているけど
私はぼんやりしていて
うまく思考が回らない。




「おかえり、唯」



…おかえり?



なにがぁ…?





「唯、鏡見てごらん」




渡されて見てみれば。




「…え?」




その額には、不思議な紋様。




「…なに、これ…」



思考が回らないながらも
見慣れないものを見れば
自然と頭は回る。




「あなたがあなたであるための証、ですよ」




「…っ!!!何したの!?」




紫花は、微笑んだまま。




「……どうして、こんなことっ…。



返して…みんなのところへ、
返してよっ…。


あなたたちは、何がしたいの…?」