白のアリア

シルはてれながらも俺を
しっかり見てうなずいた。






「まったく、そろいもそろって
ナルシストばっかりねー。


男は1人で行きたがるクセでもあるの?」







「フィ、フィーネ!?」






城の城壁にすたっと降り立った黒猫は
すました態度で毛づくろいをしている。



「あんたたち2人じゃユイちゃんは
取り返せないって、ソルジエが言ったのよ」



ぱちんとウインクした先に狼姿のソルジエ。




「…なんだと、コラ。この緑犬!」



「…うるさい。事実だ」



「あぁ!?もういっぺん、言ってみろ!」



「あー、わかったわかった!
とりあえず落ち着けよ!」



これ以上やっては街のみんなを起こしてしまう。




レインは2人の間に入ってため息。




「…じゃ、まぁ行きますか。


俺らの大事な唯を取り戻しに」