白のアリア

それを聞くとブラン王は
やれやれというふうに手を上げた。




「血の絆…というやつかい?


私には到底理解もできないことだが…
すまなかったね、4人とも」



全く悪びれていない雰囲気に
4人の顔は厳しく、険しくなるだけだった。





「…では、対策を立てなければ
ならないね。


ふむ…」



と、ブラン王が顎をひとなでしたときだ。




ピピッ…!!




魔法陣が描かれそこから透明の人が現れる。




そこにいたのは…




「ユイ!!!!」




ぐったりとした彼女の姿だった。




目はうつろでどこを見ているかも
わからなくて。



手足には、鎖がつながれている。




その横には、ちぃと紫花。




「はいはーいっ!
はじめましてだねっ、守護者の人たち!


ぼく会えて嬉しいよ。
夢片鱗と、その守護者のセット見れるなんて♪」




嬉しそうに笑ったちぃに
レインが怒鳴る。




「…チッ。おまえ!!
ユイに何をする気だ!!」




「なにって?


なぁんにもしないよ。
ただ、唯を君たちの元に置いておくには
惜しいから」




ちぃはぎゅうっと唯を抱きしめながら
満面の笑みを浮かべた。




「…おまえっ…!!!」




「ぼく好きなものは
絶対手に入れたいんだ。


唯のこと気に入っちゃったもん♪
すっごくかわいい」



腕の中にいる唯の表情は、うつろなまま。




…薬を打ち込まれてるのか。